腰痛には湿布よりも使い捨てカイロがいいですよ!

慢性の腰痛や下肢痛の原因は、多くの場合患部の血流障害による酸素欠乏です。いわゆる酸欠ってやつです。細胞に酸素が足りていないんです。

その状況を改善させるために、体は一生懸命修復作業をします。血流を回復させるための作業をするんです。血液循環を良くする為に「プロスタグランジン」というホルモンが増加します。ところが、プロスタグランジンは炎症を起こす物質なのです。

炎症が起きて痛みが出ると、それを悪いものと考え、痛みを止めてしまうのが西洋医学をはじめとする一般的な治療です。ところが、炎症は組織のダメージを修復しようとしている作業の現われともいえるのです。

組織の酸欠が解消されると、炎症反応もおさまり、痛みも止まります。実は湿布を貼るよりも、温めた方が早く痛みから解放されます。

湿布や鎮痛剤の影響

腰痛などの患部に湿布を貼ると、鎮痛薬が浸透し、痛みが和らぎます。しかし、同時に身体の治癒力による患部の修復作業を止めてしまうことになります。一時的に痛みが和らいでも、湿布の効果が切れると体の修復作業が再開し、痛みが出てきます。

痛みは決して悪いものではなく、危険を知らせてくれる役割や、修復作業の現われだったりします。だから、我慢できる痛みであればむやみに痛みを止めないほうがよいのです。

湿布であれば、その影響は患部周辺と限定的ですが、飲み薬の鎮痛剤ですと、影響は全身に及びます。鎮痛剤の長期間使用により、ますます体の回復力は低下します。当院に来院される腰痛やヘルニアの患者さんも、鎮痛剤を長く飲んでいる人ほど回復にも時間がかかる傾向があります。

湿布をやめて腰痛から解放された患者さん

70代の女性の腰痛患者さんですが、2年半にわたって整形外科に通って、毎日腰に湿布を貼って、痛みが強いときには鎮痛剤も飲んでいました。コルセットも毎日がっちり巻いて腰を固定していました。

別のヘルニア患者さんの紹介で来院したのです。紹介者の方も、下肢痛でブロック注射を繰り返し受けていたのがすっかり良くなったので、ご紹介で来院されたのです。

腰痛が治りにくくなり慢性化させる三大要素を挙げるとすれば、「鎮痛剤・安静・コルセット」です。この三点セットをしっかりと実行すると、腰痛は長期化・慢性化します。免疫学の権威、安保徹先生も著書でそのように書かれています。ところが、一般的な整形外科ではそのような治療や指導が行なわれているのが現状です。

当院の腰痛やヘルニア・下肢痛に対する考え方をお話したら、この方はその日からコルセットもはずし、湿布もやめて、鎮痛剤も一切飲まなくなりました。そうしたら、通院のたびにどんどん調子が良くなって、すっかりあきらめていた踊り(日本舞踊)を踊れるようになったと喜んでいました。

貼るカイロで腰痛が劇的に改善した患者さん

椎間板ヘルニアと脊椎分離症の診断で、半年間整形外科でブロック注射を打ったり、マッサージ治療を受けたりしていた女子高生が来院しました。お母さんがメールで相談してくれて、娘さんと一緒に来院されました。

腰を曲げて、歩くのも大変そうです。強豪高でバレーボール部に所属していたのですが、部活どころか通学も大変なようで、半年以上部活も休んでいました。半年間治療を受けていても、まったく回復する様子がないとのこと。

結論から申し上げると、たった3回の通院で腰痛・下肢痛がすっかり消失してしまいました。5回通院してそろそろ部活も大丈夫そうだ、という感覚になったので部活にも復活することができました。

ところが、元々練習で腰を痛めたくらいハードな練習が続きますので、部活をやるとまた腰が痛くなって、足をひきずって来院し、施術を受けて復活して、また練習で痛めて、施術をして、という期間がしばらく続きました。

しかしあることをしてから、練習をしても腰を痛めることが激減したのです。仮に痛くなっても翌日にはすっかり回復するようになりました。

そのあることとは、腰に使い捨てカイロを貼るようにしたのです。カイロの効果は想像以上でした。冷え性の人には勧めたことはありましたが、腰痛や下肢痛の人にも勧めるようになったら、皆さんとても調子が良くなります。

体を温めるとすべての痛みが消える

和歌山県に、注射も湿布も使わない坂井学先生という整形外科の先生がいらっしゃいます。

私は坂井先生の本を読む前から、体を温めることの重要性を知っていたつもりでしたが、使い捨てカイロがこれほどまでに効果的だとは知りませんでした。今では痛みのある人に、積極的にカイロを貼ることを薦めています。

「体を温める」とすべての痛みが消える―腰痛、ひざ痛、股関節痛、間欠性跛行が治った! (ビタミン文庫)
坂井 学
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温めるときの注意点

カイロを貼って温めるときには、いくつか注意点があります。

  • 外傷ややけどなどは温めないでください。
  • 低温やけどに注意してください。
  • 温めると回復の反応が進むので一時的に痛みが強まります。
  • 耐え難いような激痛は無理して温めないでください。